関節痛を引き起こす病気

身体にはさまざまな関節があり、身体を動かす上で重要な役割を果たしています。そんな関節が動かしにくかったり、痛みを感じたことはありませんか?

 

それはもしかしたら関節の病気かもしれません。関節痛を引き起こすさまざまな病気について、原因と対策をご紹介します。

○関節痛を引き起こす病気

1.変形性関節症

関節痛の原因となる病気で、最も多い病気です。
関節には軟骨という、骨と骨との間のクッションの役割をする部位があり、これが加齢などが原因ですり減ったり変形したりして本来の機能を果たさなくなり、炎症を起こすと関節の痛みがでます。

 

肘関節、手関節、股関節、膝関節、足関節などさまざまな部位で起こりますが、荷重がかかりやすい膝関節や股関節で起こりやすいです。
初期では長時間の歩行や激しい運動の後に痛みが出ますが、進行すると立ったり座ったりの動作や軽い歩行で痛みがでるようになります。

2.関節リウマチ

膠原病のひとつです。原因不明の感染症で、全身の免疫異常が起こり、正常部位を抗体が攻撃するようになります。その結果、全身の関節に炎症がでてこわばったり、痛みが出たり、腫れたりします。

3.化膿性関節炎

ケガなどをして傷口から関節に、ブドウ球菌や連鎖球菌、肺炎球菌などの細菌が侵入し、これが原因で化膿し炎症を起こします。関節が腫れ、痛みを伴います。治療を行わないと関節が破壊され、傷害が残ることもあります。

4.痛風

血中の尿酸値が上がることで、血中に溶けきれなくなった尿酸が関節で結晶化し、炎症を起こす病気です。アルコールや肉類、魚類に多く含まれるプリン体の過剰摂取や、水分不足により起こります。関節が腫れあがり、強い痛みを生じます。

5.偽痛風

尿酸の代わりにピロリン酸カルシウムが結晶化し、痛みを生じます。膝関節に多く見られます。

6.骨肉腫

骨に発生する悪性腫瘍です。手や足の骨の関節に近い部位に発生することが多く、関節の痛みや腫れを生じます。

○関節痛の対策

最も多い、変形性関節症の対策についてご説明します。

1.保存的療法

痛みが我慢できる範囲であれば、保存的療法を選択します。
炎症を抑える非ステロイド系の消炎鎮痛剤を使用する薬物療法、患部を温め血行を促進して痛みを和らげる温熱療法や筋力トレーニングやストレッチなどで関節の負担を軽減したり可動域を広げる運動療法などの理学療法、サポーターやコルセットなどの装具で関節の保護や動きの安定を行う装具療法などがあります。

2.手術療法

保存的療法で改善が見られない場合行います。関節鏡下郭清術や人工関節置換術、骨切り術などがあります。原因に対して根治的アプローチを行うので効果は抜群ですが、術後もリハビリなどが必要となります。

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